だいこんの日々2

軸足をtwitterとfacebookに移しつつも、技術的な話はここに書いていきます。

MONET 大回顧展モネ

MONET 大回顧展モネ」へ。
国立新美術館だ。某都知事選に立候補した勘違い建築家がかかわっているのと、大学の講義に名前が出てきていたので多少気になっていたのだが、junkoが行こうというので行ってみた。モネ自体には特に興味なし。

10分待ち。人いっぱい。なんだか見てる気がしない。
全然荷物チェックとかなかったが、あそこでテロ起こしたらかなりの死傷者が出るね。

でも、モネを見て、絵画について、なんとなく考えが変わった。
写真のように細部まで細かいものを描く人がいる。これをすばらしいと思っていた。例えばラッセンのような。
ゴーギャンのどこがすごいんだ?と思っていた。(まぁ、これは今も変わんないけど。)
モネの「モントルグイユ街、1878年パリ万博の祝祭」を見て驚いた。遠くから見たときは、かなり勢いのある繊細な絵に見える。しかし、近くで見るとさっぱりわからん。なんだか赤青白の線がのた打ち回ってるようにしか見えない。「睡蓮」も、近くで見たらぜんぜんわからねぇ。でも「かささぎ」なんかは近くで見てもわかるように、とても細かく書かれている。
絵画は絵画。写真ではない。省略できるものは省略し、物の本質のみを描く。これが絵描きの究極の目標か?
とか考えたモネ展でした。

出てきたころには40分待ちになっていた。そこまでして見たいとは思わないけど。

そして、ミッドタウンにもヒルズにも目をくれず、青山墓地方面を散策し、表参道方面へ。
青山通りの交差点で突然の突風にやられたり、裏道をうろうろしていたら突然目の前に聳え立つ(おそらくクリスチャンサイエンスの)建物に驚き、そんなこんなで青山ワインホールを探しだして帰宅。