ナイロビの蜂
ココログユーザー限定のスニークプレビューに行ってきた。
慣れない新宿で、なんとか明治安田生命ホールにたどり着く。すると行列が出来ている。もしかしてこれか?と思いつつ先頭を確認に行くとどうやらそのようだ。並ぶ。ちょうど開場時間だったので、すぐに列が動き出す。
入り口に「ナイロビの蜂」という立て看が。今回のスニークプレビューはこれか。特に映画フリークというわけではないので、聞いたこともない。「5月公開の感動大作」というフリだったので期待していたのだが…。
公開直前の映画CMで、トニー・ジャーの「トムヤムクン」、「アルプスの少女ハイジ」、そして「ぼくを葬る」が気になった。特に「ぼくを葬る」。導入だけでかなり泣けそうだった。
で、「ナイロビの蜂」。ここからはネタばらしになるので、見ようと思っている人は読まない方がいいかも。
真面目な書記官♂と情熱的な活動家♀が恋に落ちる。女は男の仕事先のアフリカへ一緒に行くことを希望し結婚。アフリカでの製薬会社の悪事を暴いた妻は、他の男と一緒に殺される。夫は真実を求めるが、上司も悪事に噛んでいるため、妻と同じ目に遭わされそうになる。真実を知った後、遺言として悪事を暴露する手紙を親戚に送っておき、自分は妻と同じ死に場所へ…。葬式で親戚が手紙を読み上げ、悪事が公に。葬式に出席していた上司は、足早に去っていく…。
という、なんだかやりきれない物語。蜂と言うからにはスズメバチくらいでいて欲しかった。これじゃミツバチじゃないか。
この結末を悪いとは言わないし、現実に自分だったら同じ方法をとるかもしれないが…映画なんだから、もっと、なんというか、すっきりさせて欲しかったな。