だいこんの日々2

軸足をtwitterとfacebookに移しつつも、技術的な話はここに書いていきます。

耐震強度の偽装問題

施工主も、住民も、それぞれが「信頼していたのに。」という。
アホか、と思う。

信頼するということは悪いことではない。しかし、信頼するということは、自分で考えることを放棄するということだ。相手の言うことを無条件で受け入れる、つまり相手と同等の責任を負うことになる。
住民は施工主を。施工主は検査機関を。検査機関は建築士を。それぞれが、それぞれを信頼できる相手かどうかの確認をすべきなのだ。それを怠った、もしくは手を抜いた。そこに責任が発生する。

もちろん偽装した建築士が悪い。
だが、それが問題になる前に止めるべき検査機関が「当社に一切の責任は無い」などとふざけた発表をしていた。ここが一番の悪人、そして一番責任が重いところだろう。天下りなだけに責任回避したくてたまらないに違いない。

まぁ、こんなことを書きつつも、自分が当事者になったらブーブー文句を言うんだろうけどね。
施工主の記者会見を見ながら、イラクの人質事件を思い出したよ。感情逆撫で。